葬儀・お葬式コラム 危篤から葬式・告別式までの流れ 2021.06.02 2021.06.04 高知市の優里花葬儀社、WEBスタッフ池上です。今回は、危篤からお葬式・告別式までの一般的な流れについてご案内いたします。 1.危篤を知らせる 本人の人生の終末に悔いのないよう危篤になったら、看取ってもらいたいと思う人にはすみやかに連絡します。危篤の場合も臨終した場合も、連絡すべき情報をメモにまとめ、要点だけを相手に伝えます。同じ内容を複数の人で手分けして連絡するとよいでしょう。 ポイント 連絡先は本人から3親等までをめやすに 危篤の連絡は早朝・深夜を問わないが、相手の事情を考慮 仕事関係者や友人・知人には、決まっているなら通夜や葬式のおおまかな予定も 2.遺体の引き取り 末期の水をとる、遺体を湯灌で清める、死化粧を施す、自宅に遺体を引き取るなどの行為は、すべて医師が死を確認して許可を出してからでないとできません。まず死亡診断書を作成してもらい、寝台車などを手配して依頼を自宅などの搬送します。 ポイント 末期の水は故人と血縁の濃い人から順にとる お清めは病院スタッフなどにまかせても 病院が提携する葬儀社に遺体の搬送だけ依頼することも可能 3.通夜・葬式・告別式の準備 故人の宗教や遺志に従い、通夜・葬式・告別式の形式・宗旨などを決めます。葬儀社を選び、寺院・神社・教会などに連絡して日程や予算を決め、詳細を打ち合わせます。そして世話役などの実務を手伝ってくれる人を手配します。 ポイント 葬式・告別式の優先事項と予算ははっきりと 葬儀社選びは複数から見積りをとって 実務をしきる世話役代表は信頼できる年長者に 自宅でおこなうか斎場でおこなうかを決める 4.通夜を行う 一般の参列者を受け入れておこなう半通夜が主流なので、通夜の告知、会場の設営、手伝う人への心づけなどに必要な現金の準備、会葬礼状と返礼品の用意、通夜ぶるまいの手配などをすみやかに進め、受け入れ体制をととのえましょう。当日の実務の意味をもつ儀式ですが、現在では世話役にまかせ、喪主・遺族は参列者の弔問を故人の代わりに静かに受けます。なお、神式では通夜祭、遷霊祭、キリスト教式ではカトリックなら通夜の祈り、プロテスタントなら前夜祭といい、儀式でおこなう所作や進行は仏式と異なります。 ポイント 喪主・遺族は通夜の30分前には斎場に着席 葬儀社選びは複数から見積りをとって 弔問には目礼でこたえる 仏式の焼香は喪主から順番に。席次もそれに従う 5.葬式・告別式を行う 仏式での葬式と告別式はもともと別の意味をもつ儀式ですが、現在ではいっしょにおこなうケースがほとんど。神式では斎場祭と告別式を執り行います。キリスト教式ではカトリック教式ではカトリックならミサをプロテスタントなら礼拝を中心におこないます。それぞれに儀式的な意味も、おこなうべき所作や進行も異なります。 ポイント 各宗教の宗旨を理解し、それにならう 葬式・告別式の準備・相談は通夜のあとに 進行係は弔電の氏名の読み方や拝読の順序を事前にチェック 6.出棺・火葬・拾骨の儀式 日本には遺体を火葬して埋葬する法律があるので、本来なら土葬するならわしの神式・キリスト教式も、仏式に近い出棺・火葬・拾骨のスタイルになっています。棺への釘打ち、出棺の儀を終え、火葬場に移動して遺体を火葬し、骨壺に拾骨します。遺骨は自宅の後飾りの祭壇に、宗教ごとに決められた一定の期間安置し、その後、墓へ埋葬します。 Post Share Hatena RSS feedly Pin it 葬儀・お葬式コラム はじめまして 危篤・臨終の連絡